2022年06月08日
岡山|倉敷|住宅取得費用|登記
岡山、倉敷周辺で住宅の取得をお考えの方に
有用な情報を発信しています。
今回は住宅取得に伴う登記について、
掲載していきます。
住宅取得に伴う登記の場合、
土地を購入して、注文住宅を新築する場合は、
①土地の所有権移転登記
②土地への抵当権設定登記(住宅ローンの場合)
を司法書士に依頼して申請します。
その後、住宅メーカーや工務店が
建物を築造した後に、
③建物の表題登記
④建物の保存登記
をします。
建物表題登記は土地家屋調査士に
依頼して申請します。
建物保存登記は司法書士に
依頼して申請します。
費用は①~④すべて買主が負担します。
登記費用ですが、
登録免許税(登記申請時に法務局に収める税金)、
司法書士等への報酬、申請にかかる実費になります。
①所有権移転登記の登録免許税は売買の場合、
固定資産税評価額の1.5%(2023年までの軽減税率あり)で、
報酬は数万円(概ね5万円程度)、
申請実費は、登記事項証明書等取得費用など数千円です。
例:1000万円の土地×1.5%=15万円(登録免許税)
②抵当権設定登記の登録免許税は、
住宅ローン設定額の0.4%です。
ここに報酬と実費が必要です。
例:3000万円のローン×0.4%=12万円(登録免許税)
③建物表題登記の登録免許税はかかりません。
権利登記に比べ、
表示登記はかからない低額となっています。
これはその不動産の取引安全という国の政策が
登記制度であって、
表示登記は公的な部分があるからと言われています。
報酬は概ね10万円前後が多いように思います。
④建物保存登記の登録免許税ですが、
法務局認定価格×0.15%(2024年までの軽減税率あり)、
(建物が新築で固定資産評価額が決定していないため)
報酬(数万円)と実費となっています。
例 :2000万円の認定額×0.15%=3万円
建物保存登記にはその他、
長期優良住宅や低炭素住宅の場合の
軽減税率(0.1%)もあります 。
住宅取得費用の目安の参考にしてみて下さい。